去年あたりから外国人のご来店が増えた。ような気がする。
最寄りが名古屋駅で近所に名古屋城ならそらそっか。円安だし。
お城なら名古屋城だけでなく犬山城もオススメしたい。
日本最古の木造天守で国宝なんだよって英語で言えれば。
ほとんどのルートが名古屋の次は京都。いま絶対暑いと思う。
確かにJR移動なら途中下車して短時間で
いろんな場所に行ける名古屋はお手軽で便利かもしれない。
で、外国人観光客がご来店すると気持ちだけ丁寧なルー語でご案内している。
(もう誰にも分かって貰えなくてもしっくりくるからこれで良いのだ)
海外ドラマは廃人3級で子どもの頃から洋楽が好きなのに
いつまで経っても英語で話すのは難しいしシラフだと恥ずかしい。
そんな店にフランス青年がご来店。
Google翻訳も使わずフォースでがんばる謎なふたりが
フランス訛りの英語と日本語ルー語でフワッと意思疎通。
そんな店に翌日も来てくれた。ありがたや。
明日、名古屋を出発するまでに選びに寄る。とのこと。
その言葉を聞いてなんとなく、
思い出な、
おみやげな、
何かをしたくなり、
その夜、着物リメイクのパッチワーク残布でミニミニ巾着袋を作った。
都合的に来られないかもしれないけれど来てくれたら渡したいなぁと思い。
そして翌日、約束通りのご来店。んまぁなんて律儀な好青年。
「シルバーアクセのお布団ポーチにしてね」とfor youする。
たぶんとっても喜んで貰えた気がする。夜鍋して良かった。
「京都楽しんで。道中気をつけて、いってらっしゃい。」
という気持ちでお見送り。
シルバーアクセのために三日連続で通ってくれた。
善い人に貰われて良かった良かったと、ミシンしながらしみじみ
・・・してたらドアベルがシャリンと鳴り
「いらっしゃいませ」と目をやればなんとよたびの彼ではないか。
猫の風鈴のプレゼントを頂きました。
陶器製は初めてで「チーーーン」としない低音気味の渋く可愛い音色が新鮮。
このクソ暑い中わざわざ帰ってきてくれた気持ちも嬉しく響いてる。
スペル書いてっつったら読みやすいように綺麗に書いてくれた。優しい。
ついでに大好きなドラマ
「アストリッドとラファエル 文書係の事件録(Astrid et Raphaëlle)」を
知ってる?って聞いたら知らないらしい。
「ルパン」は知ってた。アストリッドはマイナーなのかしら。
日本人に風鈴をプレゼントするフランス人と
フランス人にフランスドラマを勧める日本人。
なかなかシュールでよかよか。
楽しい週末になりましたとさ。
めでたしめでたし。